人気ブログランキング | 話題のタグを見る

スポック艦長のPhoto Diary

captnspoc.exblog.jp
ブログトップ
2013年 10月 08日

人生の優等生ではないけれど・・・

人生の優等生ではないけれど・・・_e0022047_2248221.jpg

人生の優等生ではないけれど・・・_e0022047_22483282.jpg

人生の優等生ではないけれど・・・_e0022047_22491826.jpg

この男私の妹の息子で甥に当たるRyoくんだ
学校出てから世界中を無銭旅行の浮き草暮らし
オーストラリアでは皿洗いしながらサーフィン三昧
新興国が生活費が安いとアフリカのナミビアへ移住
次に印度では修行僧と一緒に洞窟暮らし
生活費が安くあがることが一番重要

屋久島でガイドの募集があると聞いて
屋久島へ渡ってきてガイドを始めた
しかし期待と違うと直ぐ退社
次は大工に弟子入り
見習いで大工の技術を習得するとこれも辞めた

そこで廃材を集めて自分の住む家を自分で建てた
それが3枚目のショット
米を自分で植えて刈り取って自給自足
アルバイトで日銭を稼いで金ができれば
サーフィンや山登りに興じている

それでも親は(妹夫婦)屋久島に定住したと一安心
年齢もアラサーのover30
世間の人はみな言うだろう「若いうちはエエけどな・・・」
私も人生の終盤に掛かってきている
30代の人生は過去に経験している

どうすれば失敗しないで堅実な人生を送れるか
経験で知っている
だから子供には失敗の確率の少ない
エエ学校に入りエエ会社に就職せえと教える
私も妹も親からそのように育てられた
妹もそれは充分承知の上だが
はみ出しっ子は出てくるもの

しかしRyoも最近になって彼女ができて
ちょっとは普通人に近くなってきた
自分でも自覚が芽生えてきたと言っている
身内の恥をさらすようでと謙遜も含めて言われる
でも私はRyoのことを恥とは思わない

3日間彼がずっとガイドをしてくれた
Ryoとこんなに長時間一緒で話をしたのは初めてだ
その晴耕雨読のような自然と一体になって暮らすことが
彼にとって幸せに感じるならばそれでいいじゃないか

人生の優等生ではないかもしれないが
人生に失敗したりつまずいた時に
考え直しても遅くはない
苦労はするだろうが
彼の自然児のような素直な性格に接すると
応援したくなる

なるべく人生に失敗しないように育てられ
子供もそのように育てた私にとって
とても真似は出来ないがRyoはここまで生きてこられたのだ
彼が死ぬとき自分の人生をどう思うのか聞いてみたいが
私が先に死ぬのでそれは出来ない相談だ

彼のブログを見て単純に生きる強さを垣間見た思いだ
幸せな人生とは何なんだと問いかけてみたくなる


by captain_spoc | 2013-10-08 23:35 | スナップ


<< 旅の始まりは何時も期待で胸躍るものだ      屋久島撮影旅行名場面集(その3) >>