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スポック艦長のPhoto Diary

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2009年 07月 25日

蝶2題

ツバメシジミ
蝶2題_e0022047_022549.jpg

キタテハ
蝶2題_e0022047_0224413.jpg

マクロ撮影用自作キット
蝶2題_e0022047_1332112.jpg

今日は入選作品の撮影裏話を・・・
昨年から35mmのマクロレンズを買って
マクロを始めました
最初は大きく写るだけで満足でした

その内にもっと大きく写したいと思い
接写フィルター4号を購入
これでさらに拡大されて写す事が出来るようになりました

すると今度は被写界深度の浅さが気になりだしました
私の撮影スタイルとしてほとんど手持ち
使っても一脚程度ですので絞り込んで被写界深度を増すと
ssが落ちるジレンマ

そこでストロボシンクロを試しました
ガイドナンバーを上げるために
内蔵ストロボではなくて外付けストロボを使用
30年以上も前の銀塩時代のストロボが使用可能とわかり
それを改造することにいたしました

紙工作で光のガイドを作り
内部にアルミフォイルを貼り付けた
被写体の上からトップライトで照射するタイプと
ツインストロボタイプで影の出来ないタイプを試作

内蔵ストロボのようにカメラに反射してきて
被写体がテカルこともなく満足の出来栄え
特にトップライト方式は影が出来て立体的な画像が期待できる
移動の便利さもあってもっぱらトップライト方式を使用

自作の接写レンズは100均の天眼鏡を分解して
昔のゼラチンフィルターのフォルダーに
ピッタリセットできる
又大型のストロボの発光面に置いてある板は
これまた100均で買ったプラスチックのケースを
切り取ってデフューザー代わりに使っている

新しく買ったZUIKO DIGITL ED70-300mmも
マクロ仕様なので鳥とマクロ兼用でいけるために重宝している
これに4号接写フィルターかそれに手作り接写フィルター
重ね装着で楽しんでいる

後は如何に被写体に近付けるかが鍵だ
姿勢を低く(ホフク前進などで近づく)近寄れば
大概の飛ぶ昆虫でもレンズ前5cmくらいに近づく事が出来る

フォーカスはオートサーチが不可能で
マニュアル設定にして身体の前後でピンを取る
古いストロボなのでssも1/250以下で
絞りはテストでf11~f18くらいにプリセットして
オートを使っていない

最近のデジタルのストロボは
ワンショットの中で複数回発光できたり(マルチ発光)
ハイスピードシャッターにシンクロできてケラレない
FP発光ストロボなど便利なものが出来ている
その内に購入したい希望は有る


入選作品「蜜の味」のexifデータ
[画像サイズ]
1200 x 856
[フラッシュ使用]
いいえ
[焦点距離]
96.0 mm
[シャッタースピード]
1/125 秒
[ISO感度]
400
[絞り]
F14.0
[レンズ開放F値]
F4.0
[露出プログラム]
マニュアル露出
[測光モード]
分割測光
[使用ソフトウェア名]
Adobe Photoshop Elements 5.0 (20060914.r.77) Windows

これもトップライト方式の外付けストロボ使用
置きピンではなく身体を前後にピンを探りながら
ファインダーに綺麗に見えた瞬間にシャッターを押す
だから眼にピンが来ているのは偶然で
とても意識して狙えない

1cmくらいのコシブトハナバチです
尼崎市展に応募しましたが落選
お気に入りのショットで諦められず
デジタルカメラ・マガジンに応募
有名な栗林プロの眼に止まってくれた

本日の蝶は皆さんを驚かさないように先ず遠景の物
次のキタテハは接写フィルター重ね装着で撮影
瞳に見えるが蝶は複眼のはずでこれは模様でしょう
驚いたのは眼にも毛が生えていること
これは今回初めて判ったこと

人間の目で見ることの出来ないマクロの世界
大変面白く
これからも楽しみたい


by captain_spoc | 2009-07-25 13:48 | 昆虫


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