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スポック艦長のPhoto Diary

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2011年 09月 27日

想いは通じる(竹田城址その1)

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朝晩はめっきり涼しくなった
昨日の天気予報が明朝は気温が下がる
近畿内陸部は霧が発生するとの予報
内陸部→霧→雲海→竹田城の連想ゲームが頭をよぎった

鬱の治療のために抗鬱剤(精神安定剤)を服用しているために
早朝の起床がしんどい
でも起きられれば竹田まで走るかと携帯でアラームをセット
4時半に起きて犬の散歩を済ませて5時過ぎに出発

夜は白み始めた中国縦貫道路を飛ばして
播但有料道路を走っていくが
一向に霧の気配も無い
又振られたかと半分諦めながら生野を過ぎた辺りから
深い霧に包まれた

現地について竹田城址へ登るか
対岸の立雲峡から望遠で全景を狙うか
思案の末立雲峡に決めて現場にカメラをセットしたが
周りは全くの霧の中で竹田城は望めない

そこへ竹田城天守閣で撮影した方がこちらへ来て
向こうはもう霧の上に顔を出しているとの事
じゃあ私も竹田城址で撮影して時間があればこちらへ来るかと
竹田城址へ車を走らせた

竹田城の駐車場から城址まで胸突き八丁の急な階段
気が焦るので急いで登ったが
心臓が飛び出しそうに苦しく目が廻りそう
そりゃそうだ・・・立雲峡でかなり急坂を登った後なので
脚がもう笑っている

途中で一息入れて城址に到着すると
霧が段々と晴れながら雲海が見えてきた
待ちに待った瞬間だけに
息を呑むほどの素晴らしさ

百聞は一見に如かずと言うが
百写真は一見に如かずだ
写真では美しい竹田城の雲海の写真を数多く見たが
実際に目にするとそれはもう言葉に出来ないほどの感動
人間が作ろうとしても出来ない一大スペクタクル

とても写真や画で表現できる代物ではない
私の頭のメモリーにしっかり記憶した
沢山シャッターを切ったが実物を見た後では
それはもうこのシーンのほんの一部をも表現できないと悟った

写真を趣味としていて良かった
そして何回も足を運んで見たい見たいと願っていた
雲海に浮かぶ天空の竹田城址
この日は一年で何回も無いような日であったようだ
新聞社のヘリコプターが撮影に来ていた
夕刊の毎日新聞にその写真が載っていた

本当に良い日に来たと思えた
立雲峡へ戻る積りだったが
刻一刻と変化していく場面を見ていると
もうこの場所から動く事が出来ない

立雲峡は次回の楽しみに残しておこう
2時間ほどして9時過ぎに霧が晴れてきた
満たされた心と共に満足して車で帰路に着いた


by captain_spoc | 2011-09-27 22:24 | 竹田城special


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